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Renewed Tech Relationship Prize(テックと人との結びつきを再考賞)

アートとコラボ「アップサイクルスピーカー」

有限会社知名御多出横

概要

廃棄される中古製品の部材をアップサイクルし、アーティストがペイントするアート作品として再利用したスピーカーです。

オーバーホール(部品交換)をすることで性能は変わらず使い続けることが出来ます。
製品を長く使ってほしい!という想いからアップサイクルを開発しました。

プロジェクトの説明

■アップサイクルとは
サスティナブル(持続可能)なものづくりのひとつの方法として、
捨てられるはずだったものに新たな価値を持たせて別の製品にアップグレードして生まれ変わらせることです。

■アップサイクルの取り組みについて
廃棄するのではなく、再利用することでゴミを減らし、環境に貢献できる地球にやさしい取り組みについて何か出来ることはないかという想いがありました。

そこで私たちは、本来であれば廃棄される部材に、アートという新たな付加価値を持たせることで新たな製品にアップグレードして生まれ変わらせる「アップサイクル」の取り組みを実施することと致しました。

■製品について
これまで、サイズアップなどの買い替えで引き取りしていた中古製品。
まだ使用することはできるが、傷や塗装剥がれなどがあり再販はできない為廃棄するしかありませんでした。
オーバーホール(部品交換)をすることで性能は変わらず使い続けることが出来ます。
製品を長く使ってほしい!という想いからアップサイクルを開始いたしました。

アーティストが製品をキャンバスにペインティング。
傷も含めて1点1点違うデザイン、歴史と共に愛着を感じて頂けたら、
サスティナブルなものづくりをアートとコラボすることできっかけを創出しています。

製品はすべて一点限り、アーティスト独自の世界観を展開していきます。

関連リンク

http://www.audio.co.jp/denpa.php

審査員コメント

Yeliz Mert

Global Landscapes Forum ナレッジシェアリングコーディネーター

Renewed Tech Relationship Prize(テックと人との結びつきを再考賞)

While we started discussing fashion and food waste more and more, we're still slow in responding to the growing wicked problem of technological waste. Few companies take responsibility on the problem and offer solutions. Repair, take back and upcycling services are particularly important when it comes to technological products, because they aren't easily fixed by the consumers themselves.

It's responsible of this company to provide that additional service and sort out its own waste stream by upcycling. Using art as a way of enhancing the products also shows you how creativity can bring new life to an old product that could be easily thrown away in today's world.

It would be interesting to learn more about how much of their sales are upcycled this way to see its real impact.

ファッションや食品廃棄物について議論することは増えてきましたが、テクノロジー関連の廃棄物という深刻な問題への対応は、まだ遅れています。この問題に対して責任を持ち、解決策を提示する企業は多くありません。エレクトロニクス製品に関しては、消費者自身が簡単に修理できないため、修理、引き取り、アップサイクルを請け負うサービスが特に重要です。

なので、そうした付加的なサービスを提供し、アップサイクルによって自社製品由来の廃棄物の流れを整理するこの企業は、その責任を果たしているといえるでしょう。また、アートで製品の魅力を高めるというアプローチは、現代では簡単に捨てられてしまうような古い製品でも再生を可能にするという、クリエイティビティの力を示す良い例です。

このようなアップサイクルが、同社の売上にどの程度貢献しているのか、その実態をもっと知ることができれば、面白いですね。

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