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捨てない循環デザイン賞

ぐるぐるRadish

「捨てる」を「生かす」に変える、宅配型サーキュラーエコノミー

オイシックス・ラ・大地株式会社

概要

『ぐるぐるRadish』とは、1988年創業の宅配ブランド「らでぃっしゅぼーや」が2022年10月17日に始動するサーキュラーエコノミー推進プロジェクトです。既存の取り組みに加え、より多くの方に参加の接点を提供する多様な循環サービスを展開することで、サーキュラーエコノミーを暮らしに根付かせ、広げることを目指します。
循環の取り組みを持続的・包括的なものとすべく、次の「3つの循環」を軸に展開します。

●リジェネラティブ:家庭の生ごみを環境保全型農業に取り組む生産者の畑に還元する「乾燥資源の循環」、廃食器を再生陶土として活用する「食器の循環」、不要な衣類を再生繊維に変える「衣類の循環」を実施。
●サーキュラー:洗剤や紙類などの消耗品は、リサイクル・アップサイクル原料を活用した製品、排水後の生分解性の高い製品を提供する。
●リユース&リペア:梱包資材のリユースや、「包丁研ぎ」「布団丸洗い」などのメンテナンスサービスを提供する。

プロジェクトの説明

宅配ブランド「らでぃっしゅぼーや」は、1988年の創業以来「持続可能な社会の実現」を理念に掲げ、独自の環境保全型生産基準RADIXをベースに、環境保全型の農業に取り組む生産者と、人と地球に優しい健やかな食を求めるお客様を宅配サービスで繋いできました。旬野菜の詰め合わせのサブスクリプションサービスを中心に、生産者の安定経営の支援と、お客様への品質と安定価格の提供を両立させる、サステナブルなサプライチェーンを構築しています。
2021年に開始したフードロス削減と生産者支援プロジェクト『ふぞろいRadish』は、ブランドの代名詞として成長し、多くのお客様の共感をいただいています。
2022年は、「天然資源の本質的な回復を目指すサステナブルリテール」へのさらなる進化の年として、これまで点として取り組んできた循環の取り組みを編み直し、より多くの方にご参加いただける包括的なサービス展開と情報発信に取り組むサーキュラーエコノミー推進プロジェクト『ぐるぐるRadish』を始動します。
食と暮らしを起点にサステナブルな未来を創る。サーキュラーエコノミーを、暮らしに根ざす新しい文化として広めていくために、本アワードにエントリーします。

関連リンク

https://www.radishbo-ya.co.jp/brand/guruguru/

審査員コメント

小川 敦子

ロフトワーク京都 アートディレクター

捨てない循環デザイン賞

生活者と農業の現場をフラットに無理なく繋げている点、さらに、廃棄という問題を前向きに捉えている点、企業が保有する知財が生活と課題解決に見事に結びついているところまで解決策を見出し、実装のためのストラクチャーがよく考えられている点。すでに、実施されている点が非常に素晴らしいと思いました。欲を言えば、このような構造を実装する際に、どのようなプロセスのもと開発をされたのか?また、どのような障壁があり、どのように乗り越えたのか?という点を知ることができれば、より多くの分野で、この仕組みが活かされ、まさに「循環型」が各地で実現するのではないか?と感じたこと、そこに希望を感じ、選定をさせていただきました。

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