Upcycle Sound Prize(アップサイクルサウンド賞)
みらい楽器ラボ
個人
概要
さまざまな「廃品」から、新しい音色や機能を持つ楽器を創り出しました。
プロジェクトの説明
もともと、身の回りの日用品から楽器を作って演奏する仕事をしていました。
これはこれでとてもやりがいのあるチャレンジですが…
これからの時代、音楽に限らずどんな分野でも環境負荷の低い素材・技術を使っていくことが間違いなく求められます。
そこで、「もう捨てるしかないもの=”廃品”」での楽器作りに挑みました。
これは厳しい制限ですが、実は新しいモノを作るときは、この「縛り」が鍵になります。
「なんでも作っていいよ!」よりも、「捨てるしかないこれを使って面白いものを作って!」という方が、アイディアが湧いてくるからです。
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ただ、廃品を使うといっても、「もともとあった楽器の代用品」ではダメだと思いました。
今までに無かった音色や機能、デザイン。
その心臓部に工夫して廃品を使うことこそ、本質的な面白さです。
「工夫すれば、新しい価値が生まれる」
そんなことが伝われば幸いです!
審査員コメント
Amorpol Huvanandana
moreloop 共同創業者
Upcycle Sound Prize(アップサイクルサウンド賞)
I had the biggest smile when I heard the music that came out of Marai instruments. The sounds were not what I expected as each instrument can create multiple pitches with beautiful tones. To me, these instruments are truly original and the amount of thinking, effort, and time put into creating them is truly admirable.
I believe that music is an extremely powerful force and the performance of Marai instruments is one of the best ways to introduce children to waste upcycling and circular economy concepts.
マライ族の楽器が奏でる音楽を聴いたとき、私は最高の笑顔になりました。それぞれの楽器が美しい音色で複数の音程を作り出すことができ、その音は想像を超えていました。私にとって、これらの楽器は本当にオリジナルで、それを作るためにどれだけの考えと努力と時間が費やされたのか、本当に賞賛に値します。
音楽は非常に大きな力を持っています。マライ楽器の演奏は、子どもたちに廃棄物のアップサイクルや循環型経済の概念を紹介する最良の方法の一つだと思います。
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