石坂 典子
石坂産業株式会社 代表取締役
高校卒業後、米国の大学へ留学。帰国後、父親が創業した石坂産業へ入社し「廃棄物ゼロの社会をつくりたい」という創業者の強い想いに共感し会社を継ぐことを決意。2002年に社長就任。地域に愛される企業となるため、プラントの全天候型化、ISO7種統合マネジメントシステム導入、見学の受け入れといった改革を断行。現在では年間約5万人が来場する。新たなビジョン「Zero Waste Design」を掲げ、産業廃棄物中間処理業で減量化・リサイクル化率98%を達成。循環型社会を目指し東京ドーム4.5個分の敷地を誇るサステナブルフィールド「三富今昔村」を運営しESDプログラムを提供している。
Judge’s selections
こうであるべきで賞
世界が直面する太陽光発電の廃棄パネル問題に目を向けて、資源循環のあり方を、既にオープンソースで取り組み、グローバルレベルでの体制を持っている。
現状ではガラスが再生不可能であることにも向き合い、モジュールタイプで構成することは、資源延命であり、技術として注目し、期待したい。
New Resource Product Prize
世界中で行われている建設と解体で発生する廃棄物を、埋め立てや焼却でない代替鉱物に転換することは、最も重要であり、廃棄物から生み出される鉱物の価値に注目したい。
New Fair Trade Coffee Prize
世界共通課題として大地へ与えるインパクトが最小になり、輸送による環境負荷も小さいのならば、革命的プロセスとなるでしょう。
New Type Natural Capital Prize
日本における社会課題に目を向け、墓石の管理、土地利用や確保等の長期的未来課題を、自由選択社会の中で、一つの選択肢として、自然資本に変えることを提案している視点はユニーク。墓地埋葬法による法的課題もあると思われるが、そこもクリアし、循環するあり方として期待したい。
Eco Friendly Product Prize
プロダクトが数多くある中で、世界で共有できる視点を評価する。98%のプラスチック削減。いっそ世界中で紙への転換ができたなら??と想像した。ホテルや旅行での携帯性・重さの輸送による環境負荷低減にもつながる。
チューブから出ない歯磨き粉は、絵の具などの他の製品への展開にも期待が大きい。
使用感や原材料を確認したく購入を試みたがSold out で残念でした。
ニーズがあるとしたら今後の普及に期待したい。