Story
植物の力で発電するbotanical lightは
植物と共存する微生物が生命活動をする際に放出するマイナスの電荷を拾い電力として活用し、光を灯すプロダクトです。
電源がなくても、植物と植物が成長できる土壌に電極を挿すことができれば光を得ることができます。
火力発電・原子力発電などの既存の発電のように二酸化炭素排出や安全性の問題なく、
植物と植物が成長できる環境があれば半永久的に電力が生まれ、その際に排出されるのは水だけで、
さらに排出された水は植物の成長に還元されます。
通学路や農村部で、電源がない場所でも安全に通行できるような足下誘導灯をつけたり、
大掛かりな電気工事を行わずとも、発展途上国でも電気の力を享受することができます。
また、日常的に使用する明かりだけでなく、昨今頻発している地震、停電などの緊急事態においては
携帯電話への充電などの非常電源としても期待できます。
また、暗い場所で植物に必要な光を供給したり、電力を風力に変換して、植物の生育に必要な微風を発生させるなど、
人のためだけでなく植物が自分の力で植物自身のために必要な環境をつくりだすという、
今までにない循環も生みだすことができます。