Story
私たちは、障害者・高齢者の衣服における課題を病院で解決し、解決策として生まれた服を循環させる「医療現場を中心とした服の循環システム」の構築を目指す。ファッション産業は従来の大量生産・廃棄システムによる環境負荷が大きい。一方で、障害者や高齢者に適応した服の選択肢は少なく、「たくさんあるのに、選択肢がない」といった課題が存在し、誰もが着たい服を着てファッションを楽しむことができる社会には至ってない。そこで、入院段階から個々人の身体的・精神的課題によりそった、その人だけの服を作成。患者と長期的につながりのある「病院」だからこそ、患者が着脱する服を回収・リペア・リサイクルまで一貫して継続的に実現できる。これにより、経済面では新たなビジネス連携の創出が可能となり (病院・リペア業者・患者・家族)、環境面では廃棄ロス・環境負荷を下げ、商品寿命の長期化。人の幸福効果として障害者の生活動作・QOLが見込める。