Description
Bagasse UPCYCLEは、アパレル業界の産業課題である、「大量生産、大量消費、大量廃棄」の線形経済モデルを循環型に変える為に開発されたシャツのシェアリングサービスです。沖縄のリゾート地を楽しむ様々なシーンで、よりエシカルでローカルグッドなリゾートスタイルを提案します。 BAGASSE UPCYCLEでは、沖縄県の基幹農作物であり、世界最大の農産物でもある”さとうきび”の未利用資源「バガス 」を、アップサイクル(高付加価値化)した、特許技術である和紙糸でエシカルなかりゆしウェアを作りました。 また、バガス生地から作られるかりゆしウェアの製品寿命を最大限伸ばすため、シェアリングでのサービス提供をメインとしています。購入ニーズに対しては、SHIMA DENIM WORKSと連携し、買い取り保証を提供することで販売、ウェアの回収を促進させる仕組みを採用しています。 サーキュラーエコノミーモデルを実現するために、Product as a Serviceの発想でサービスを展開。 最終的には、回収したウェアを製炭炉で炭にして、土壌改良材として、再びバガスが生まれたサトウキビ畑へ循環させます。衣類を焼却や埋め立て処分をせずに、炭化することで、排出されるCO2は、90%程度減少します。BAGASSE UPCYCLEでは、可能な限り環境への負荷を抑えた循環性の高いモデルを作っています。 アパレルの循環性を確保する為には、素材⇨製造⇨輸送⇨サービス提供⇨回収の各プロセスにおけるトレーサビリティを確保することは必要条件です。BAGASSE UPCYCLEでは、提供するウェア1着1着にICタグを埋め込み、バリューチェーン上の動きをProduct Passportの形で見える化しました。サプライチェーン上の職人や、同じウェアをシェアしたユーザーと繋がり、“ただ衣類を着る”以上の楽しさを提供します。
Story
かりゆしウェアとは、沖縄の正装であり、リゾートウェアでもあるハワイのアロハシャツのような位置づけです。BAGASSE UPCYCLEでは、沖縄県の基幹作物サトウキビの未利用資源であるバガス由来のかりゆしウェアをシェアリングで提供することで、アパレル産業における大量生産大量廃棄の課題にコミットします。
ビジネス客や観光客は、沖縄滞在期間中に着るかりゆしウェアを購入しますが、その後、多くは廃棄されている現状から、かりゆしウェアが、少しでも無駄がなく、環境に負荷のかからない形で利用できるようになることを目指しています。一定数シェアリングされたかりゆしウェアは、製炭炉で炭化し、サトウキビ畑の土壌改良剤として利用されます。また、テキスタイルデザインには沖縄の伝統工芸「琉球びんがた」やモダンアートを活用し、沖縄らしさやブランド価値の向上を図っています。最後に一着毎にICタグを埋め込むことで、バリューチェーン上の動きをProduct Passportとして可視化し、トレースができるほか、サプライチェーン上の職人や、同じウェアをシェアしたユーザーと繋がり、単に“衣類を着る”以上の楽しさを提供しています。