Story
近年では、陶磁器づくりに欠かせない天然資源が枯渇傾向にあります。また、日本の陶磁器事業全体が斜陽傾向にあり、大量に資源を採掘して大量に食器をつくり、割れたり欠けたりしたらすぐに廃棄するというリニアエコノミーのモデルには限界があると感じました。そこで、1908年創業以来、上質な陶磁器づくりに取り組んできたニッコー株式会社は、「100年後の、循環する未来をデザインする」をテーマに、原材料調達から製造、物流、利用、回収にいたるまで、陶磁器の事業に関わる一連のバリューチェーンにおいて、サーキュラーエコノミーへ転換することとしました。現在、取り皿のサブスクサービス、傷んだ食器のリカラーによるリユースや他分野へのアップサイクルなどの取り組みを進めているところです。陶磁器事業と食器を使ってくださる飲食店やホテルの皆さま、その先のお客さまと地球全体のサステナビリティを高めていきたいと考えています。