南條 史生
エヌ・アンド・エー株式会社 / 代表取締役、森美術館 / 特別顧問
1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻にて学位取得後、1978年国際交流基金、1986年ICAナゴヤディレクター等を経て、2002年副館長として森美術館開設に参画。2006年同館館長、2020年より同館特別顧問。国際的には1997年ベニスビエンナーレ日本館コミッショナーをはじめ、1998年台北ビエンナーレ、2001年横浜トリエンナーレ、2006年・2008年シンガポールビエンナーレ、2016年茨城県北芸術祭、2017年ホノルルビエンナーレ等のディレクターを歴任。近年のキュレーション実績として、2019-20年、森美術館「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人間は明日どう生きるのか」がある。
Judge’s selections
都市は変わる賞 / Transforming Cities Prize
都市は最も大きな課題 。現時点でのエコ技術を組み込んでパッケージにまとめている。総合的に都市をどうしていくかに対する良い実験となっている。
海を守りま賞 / Protect Our Seas Prize
海は環境問題の鍵である。それに対してダイレクトに介入し、スケールが大きなビジョンで変革を試みている。実際どのくらいのエリアを計画しているのか聞いてみたい
アートも変わるで賞 / Also Transforming Art Prize
花蓮は大理石の山地で長年栄えてきたが、それを新たな産業形態に変換させようという試みを緻密な思考とプロセスで計画している。これによって彫刻から建築まで、大理石の製品の可能性が大きく変わるのだろう。どれだけの規模のあらたな産業が生まれうるのか聞いてみたい