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Global Goals Jam (GGJ)

Global Goals Jam (GGJ)

世界90都市でSDGs実践の「第一歩」に取り組むワークショップ「Global Goals Jam」とは?

Global Goals Jam (GGJ) とは

Global Goals Jam(以下、GGJ)は、デザイン思考を用いたSDGs実践のためのワークショップ。なかでも注目すべきは、誰でも参加可能という点です。SDGsやデザイン思考について深い見識がない人でも、独自のツールを使ってSDGs実践のプロセスを体験できます。

自ら語り、手を動かすワークショップとプロトタイピングを通じて、SDGsの概要を理解し、自分ごととして捉えるきっかけづくりが可能です。さらに、特定のテーマに関心の高い、もしくはアクションを起こしたいと考えている人たちのコミュニティとつながれます。

 

事業化まで発展するプロトタイプ

2019年のGlobal Goals Jamでは、あるチームのプロトタイプが事業化まで繋がりました。「土帰 doki Earth」は、都市に住む忙しい家庭向けに生ゴミなどを溜めておけるボックスを提供し、ユーザーはアプリでピックアップ日時を選べます。ボックスに集められた生ゴミは堆肥として使われ、その堆肥で育ったオーガニック野菜が同じボックスで届く仕組みです。現在は仙台市を中心に事業を展開しており、150kg近い堆肥を集めています。

SDGsを軸としたコミュニティ形成

FabCafe Tokyoとロフトワークは日本国内の実施パートナーとして、GGJを過去4年間主催してきました。
GGJだけでなく、関連したトークイベントやミートアップを通してオンライン・オフライン問わず継続的なコミュニティ形成を行っています。

GGJ TokyoとFabCafe

FabCafeは、2017年からGGJ Tokyoのオーガナイザー(主催者)となり、2018年からはFabCafe Tokyo CCOのケルシースチュワートがその運営を担当しています。また、オフィシャルプログラムの企画・運営を行うだけでなく、東京近郊のエリアでサステナビリティについて考え、行動を起こす人々とのコミュニティを形成しています。

FabCafeにはレーザーカッターや3Dプリンターといったツールがあり、ワークショップ内で提案されたアイデアを、その場ですぐプロトタイピングできます。アイデアをアイデアのままで終わらせない、まさにGGJの「Act Fast」の姿勢を実践できる環境が備わっているのです。さらに、GGJ主催団体では世界初の取り組みとして、FabCafeの関連サービスであるオンラインプラットフォーム『AWRD』を通じて、GGJのワークショップから生まれた60以上のアイデアをオンラインで共有しています。アイデアをオープンソース化するうえで、ロフトワーク自身が持つコミュニティを活用しています。

過去の成果物を見る

このように、FabCafe自体がアクションを醸成する場として常に機能していることで、 GGJを一過性のワークショップではなく、実装やコミュニティ形成まで接続可能な、 プロジェクトの起点とすることまで引き上げているのです。

過去のGGJ Tokyoで実際にビデオプロトタイプが作成された「YOLO Truck」。 SDGsの目標の一つ、「持続可能な都市とコミュニティ」をテーマとしたYOLOトラックは、さまざまなプロジェクトや社会実験に関わるイベントの現場に赴き、コミュニティが環境衛生問題を解決する際のサポートを行うトラック。大気汚染データを収集し、無料の大規模な公共データベースにアップロードするYOLOアプリというツールなどが搭載されています。

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