サーキュラーデザインとは何をデザインすることか、そして本コンソーシアムでの取り組みについて
‘crQlr’は、循環型経済に必要な「サーキュラー・デザイン」を考えるコンソーシアムであり、アワードです。
環境負荷の低いサービスやプロダクト、生産プロセスを実現し、多くの人々の共感を得るためには、売上などの見かけの数値目標の達成だけでなく、アートやデザインを採り入れた社会的なクリエイティビティ、そして未来へのビジョンの提示が必要であると我々は考えます。
‘crQlr’は、循環型経済を実現する「未来の作り手」に必要なクリエイティビティとビジョンを創造し、共有することを目指しています。
循環型経済をデザインするグローバルアワード
受賞者と審査員が集まる公開会議
サーキュラーエコノミーに取り組む人たちによるトークイベントシリーズ
サーキュラーエコノミーに取り組む人たちが一緒にどうやってCEを実現できるか考えるアイデアソン(9月後半実施予定)
アイデアを具体的に社会に実装していくプロジェクト
プロジェクトを通して生まれた事業を社会に実装・展開していく
20世紀の産業革命以降の経済は大量生産・大量消費・大量廃棄が一直線となった、環境負荷の高い「線形経済」でした。これに対し、テクノロジーによるリサイクルや高効率化によって環境負荷の低減を行い、生産、消費、廃棄のプロセスを閉じたサイクルにしてしまおうという経済が「循環型経済」です。持続可能な社会を実現するためのこれからの製品、サービス、社会を実現するための新しいエコシステムを、あなたはどのようにデザインしますか?
たとえば循環型社会における「いい会社」とはどんな会社でしょうか? 循環型社会では、従来の消費一辺倒のビジネスモデルから脱却し、スマートな「再生」を実現することが、良い企業や事業体の条件となります。あなたが未来の社長なら、あるいは社員なら、どんな企業が魅力的に感じるでしょう?このように、新しい社会システムと構成要素を考えることは、サーキュラーデザインに欠かせない視点です。
サステナビリティが高く、また、グローバル市場においても競争力を高めるための産業のグランドデザインは循環型社会のインフラとなるものです。循環型社会においては、従来の縦割りの産業構造と企業の自前主義によって模索される「クローズドイノベーション」から脱却し、他の企業の多彩なアイデアを取り込んで、共同開発によって実現される「オープンイノベーション」がますます重要になります。オープンな産業構造、あなたはどうデザインしますか?
このアワードは、サーキュラーエコノミーの実現に向けた大規模なプロジェクトから計画中のアイデアまで幅広く募集しています。審査にあたるのは10名の国籍・職業・ロールも様々なゲストたちです。
AWRD.comは、デザインチャレンジを開始するためのオンラインプラットフォームです。3万人のクリエイティブなユーザーを持つこのプラットフォームで、crQlr Awardsを開催します。
サーキュラーデザインを一緒にはじめてみませんか? まずはこちらからどうぞ。